2011-09-07

一 一



ドアをあけて
君がいた

一緒に学校に行かないと
誘われた

あれから
ずっと一緒にいて
双子みたいだった

自由に笑える
自由に泣ける
ありのままの
ぼくを すべて
受け取ってくれた

ずっと憧れていた
君のことを
また言えないまま


お嫁になった君の前
ぼくが ぼっとしていた
もう十二年経ったわ

また一緒にやりたいなあ
ばかなことらを
そう思ってたのに

あっという間
十二年だった

今は別々の空を見上げていても
ほら 歩ける ひとりでも